出っ歯(上顎前突)・叢生(そうせい)の矯正について


出っ歯・・・歯科用語では上顎前突といわれ、上顎の前歯が唇側に出ている状態を言います。

前歯が出ることで見た目の問題もありますが、口を閉じることができない、口呼吸をしてしまう、外傷などのリスクがあります。

日本人に叢生の次に多い不正咬合と言われており、自然に治ることはありません。また上の前歯が出ている事だけが気になるかもしれませんが、多くの場合、上顎の奥歯の位置に問題があることが多く、部分矯正でなく根本的な治療をした方がいい場合が殆どです。

口を閉じることができないことで、鼻呼吸でなく口呼吸をしてしまい、結果、成長期の場合顎の骨の成長を邪魔してしまうとも言われております。その他、口呼吸はアトピーなどを含むアレルギー症状の悪化、風邪を含むウイルス性の感染症にかかりやすいなどのリスクも増大してしまいます。

歯並びだけでなく全身への影響も多い為、早期の治療をおすすめ致します。

叢生(そうせい)・・・でこぼこがある状態になります。乱ぐい歯とも言われます。見た目が良くない審美障害が主な問題点ですが、歯並びが複雑に入り組んでいることもあり、歯ブラシによる清掃性が悪く、むし歯や歯周病になるリスクが上がってしまいます。

 

矯正治療においては、治療期間が短くことも多い為、気になった段階で早期に相談された方が良いと思います。

治療中のリスクについて

  • ・個人差があります
  • ・治療前に矯正医師の診察を受診されリスクの説明を受けて下さい
  • ・以下治療中のリスク
     歯肉退縮・歯根吸収・後戻りのリスクがあります

CASE1 ( 出っ歯及び叢生の症例 )


CASE2 ( 出っ歯及び叢生の症例 )